週末撮影記

週末、決して涼しいとは言えない夜明けを車の中で迎えた。
日の出と共に一斉にミンミンゼミが泣き出す。その音に隠れて時折「キィーキィーキィー」と
聞こえてきた・・・
その音の主へと歩くと、とても高い木の上でチゴハヤブサが一点を見つめていた。
ハヤブサより一回りは小さいだろうか、飛ぶ姿は可憐で、しかし物凄いスピードだった。
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チゴハヤブサ 8/6撮影

暫くその姿を堪能させてもらっていると、少し離れた所でアオバズクが見つかった。
これもかなり高い場所でこちらを見下ろしていた。
そこは何度も歩いていたのだが、チゴハヤブサに気をとられていて、全然気がつかなかった。
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アオバズク 8/6撮影

昼を過ぎた頃、上ばかり見ていたので首が痛いのと、木陰とはいえ風が無いと暑いのとで
場所を変えることにした。
もともと車中泊の気ままな撮影の旅。 しかし暑い所で夜を明かすのは辛いものがある。
思い切って高い所に移動する事にした・・・

小一時間S字の坂を登っただろうか、車のエアコンのききが悪くなったと思ったら、どおりで
窓を開けると、さっきまで30度はあっただろう気温が心地良い温度になっている。
更に高度を上げてゆくと、心地良いから「寒い」に変わった頃現場に着いた。

もうあたりは薄暗くなり、やがて暗くなった。冬用のジャンバーを着込んであえて外で夕食を
とった。 最初はランタンの明かりでわからなかったけど、次第に目が慣れてゆくとその空に
は最近見たことの無い星が降っていた。 時折流れ星もサーッと流れ、チョッとした夏の夜の
星座観察会となった。

朝、目が覚めると太陽が昇っていた。簡単に朝食をすますと、山の陰から「ギャーッギャーッ」と聞こえてきた。 
三脚にセットしてあったカメラを担ぎその場所へ行くと、100メートル以上離れた所を最初は数羽で飛んでいた。 次第にその数が増えて行き、またこちらの方へと飛んできた。

「やった、ホシガラスだ」そう仲間に伝え、レンズを向けた。 しかしさっきまで晴れていたのに谷の方から霧というか雲が上がってきた。 まずいなーと思いながらシャッターを切る。 
だが、数分で辺りの視界がソレに包まれて、雨も降ってきた。 
山の天気は変わりやすいとは解っていたが、もう少し時間をくれればと思い、天候の回復を待ったが雷も聞こえてきた所で撤収となった。

帰りの下り坂では、だんだんと気温の上昇が感じられていた。
また暑い夏に戻ってゆくのがちょっと惜しいと言うか、勿体無いと言うか、後ろ髪が惹かれる思いと同時に、気がつくと僕は車のエアコンのスイッチを入れていた・・・
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ホシガラス 8/7撮影
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  by koichi_78 | 2005-08-08 19:40 | ワシ・タカ・フクロウ

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