黒いミユビシギ

先週の10月6日に起きた茨城沖の貨物船座礁事故が気になりフィールドに出かけてみた。
浜は台風並みの低気圧の力でその形を変え、大量のゴミが打ち上げられていた。
そんな中いつも僕を癒してくれているシギやチドリ達が気になり探してみる事に・・・
海岸線を歩くと波打ち際に幾筋もの薄茶色のラインができていた。
その漂着物の臭いを嗅ぐとツーンとした臭いがした。多分オイルの様だが、事故を起した
貨物船からの物なのだろうか?

ラインをたどって少し行くとミユビシギの群れが盛んに餌を採っていた。少しホッとしたが、
それもつかの間 群れの中に黒というか茶褐色の奴がいた。双眼鏡を覗くとそれもミユビシ
ギだった・・・
話にには聞いていたが、やはり被害が出たのだろうか、しかし幸いに他の鳥達と同様に元
気に餌を採り、またはばたいていた。 ただし今後の経過はとても心配だ。

不思議なのは日川海岸から波崎海岸(海水浴場)の約3.5キロの間で約250羽のミユビシ
ギが数えられた中、全身油まみれなのが2個体、尻のみが2個体、胸に少しだけ付着して
いたのが1個体、計5個体だけだった。 
何故250羽の中の5羽だけなのか?  またミユビシギの群れに混じって一緒に行動して
いるハマシギやトウネンなど他の種には被害が出ていないのは不幸中の幸いかもしれ
ない。(海岸を通しで観察したのではないので誤差はある物とします。)

いずれにしても3.5キロの海岸線に出来た茶褐色のラインはどうなるのだろうか?時間と自
然が解決してくれるのだろうか? 
波打ち際で一生懸命水浴びをしている黒いミユビシギの姿が忘れられない・・・。
2006年10月14日(土)


最後にこの事故で犠牲になった乗組員の方々のご冥福をお祈りいたします。またいまだ行
方不明の方々の無事をお祈り申上げます。

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油の被害にあったミユビシギ Sanderling (2006/10/14撮影)
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左 油の被害にあったミユビシギ  右 正常なミユビシギ Sanderling (2006/10/14撮影)
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中央に油の被害にあったミユビシギ  他正常なミユビシギ Sanderling (2006/10/14撮影)
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油の被害にあったミユビシギ  Sanderling (2006/10/14撮影)
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薄茶色のライン (2006/10/14撮影)
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薄茶色のライン (2006/10/14撮影)
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漂着物と油の被害にあったミユビシギ Sanderling (2006/10/14撮影)


 
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  by koichi_78 | 2006-10-15 10:56 | その他

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