蒼いフィールド (復路)

霧との戦いで決して良くなかった往路だっが、マァ相手が自然なので仕方がない、こちらは
あくまで受身なのだから・・・
しかし復路の早朝は水平線から陽が立ち昇っていた。
無言でデッキより洋上を望むと、太陽の角度と同時に海面の色もどんどん変化してゆく・・・
 
思えば、最初は海の鳥達を見て単純にライフリストと言うものを稼ぐと言う事だったが
繁殖以外に殆んどこの大海原で生涯を過ごす彼らの潔さに感動する事を覚え、極めて人間
的な考えから見て、彼らは何を思い海をさ迷い旅をしているのだろうか?と思う様に・・・
陽の出を見て、また陽の入りを見て・・・時に星を見て、時に月を見る・・・
何処までも続く海原は、蒼く輝く時もあれば、鉛のごとく淀む事も・・・
さえぎる物もなく雨に打たれ、風にさらされ・・・しかし彼らは生きて行く。
彼らに会いたくとも簡単に会えない歯がゆさ、だが会えた時の喜びは計り知れない・・・
こうして海鳥達への魅力にとり付かれてゆき
いつしか陸から海を見ていると、そこに彼らの姿がなくとも飛ぶ姿を想像するようになっていた。


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珍しく船と並翔するコアホウドリ Laysan Albatross (24 Jun 2007)


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英国BBC放送でしか見た事のないようなシーンが今まさに目前で展開している。感動した・・・
オオトウゾクカモメ(左)がこの海域では珍しいカツオドリ(右)を襲う
Left:South Polar Skua, Light:Brown Booby (24 Jun 2007)


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殆んどの鳥は、迫り来るその船の大きさにおののき飛び立つが、たまには呑気な鳥もいる
ハイイロミズナギドリ Sooty Shearwater (24 Jun02007)

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上がのんびりした奴・・・
クロアシアホウドリ Black-footed Albatross (24 Jun 2007)

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デッキに立つこと13時間分の十数秒。
青いオーロラの様にうねる幻想的な海面を捕らえたフルマカモメ Northern Fulmar (24 Jun 2007)

復路はマァマァだった船の旅。ただ、昨年は会えたただのアホウドリに会えなかったのが心
残りだった・・・。

Sea you again
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  by koichi_78 | 2007-06-27 23:57 | 海鳥

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